山寺の
和尚さん日記

ワールドカップ

早朝3時より、ワールドカップ ブラジル-チリ戦を応援。 
ブラジルは私が24年間住んだ国。 いわば第2の故郷で、体の中をブラジル人の血が流れているのでは?と思うほど、相性のよい国でもあります。 そんなわけで このときばかりは 我を忘れて大騒ぎ! 応援団が一人きりというのが、淋しいかぎりですが・・・ 結果は、3-0で完勝。 今回のチームは、派手なパフォーマンスはないけれども、その分確かな強さを感じます。 
何といっても ブラジルは過去最多の5度の優勝を誇り、毎回優勝候補の筆頭にあげられ、選手も監督も勝って当たり前という、大変な重圧の中でプレーをしています。 1998年のフランス大会、決勝でフランスに3-0で敗れたブラジルチームの特別機は、荒れ狂うファンの抗議を恐れ、ひっそりと、それも2千キロも離れた空港に着陸したのです。準優勝だって立派なものですが、負け方がいけなかった・・・ 私自身もそのときは腹をたてていました。  忘れられないのが、1982年のスペイン大会。
黄金のカルテットと呼ばれた 4人のMF(ジーコ・ソクラテス・ファルコン・トニーニョセレーゾ)を擁し、誰もが優勝を信じて疑わないという状況の中、イタリアに負けてしまった。 ショックのあまり自殺者が出た、という報道がありました。 強い・強いと言われているときは勝てなくて、南米予選をやっとのことで勝ち進んだようなときに 優勝しているのです。 今回の日本も そんな見方をすると、かなりいけるのでは と思います。
日本チームの活躍で、日本中が大いに湧き立っています。 日本人もなかなか熱いなぁ~ と嬉しくなってしまいますが、ブラジルの方はもっとすごい。まさに国を挙げて、という感じがします。 開催中は街中に国旗が翻り、ブラジルの試合ともなれば、多くの会社は休み、あるいは休憩。町から完全に車も人通りも消えてしまいます。 私は建築会社だったので、現場にTVを持ち込みました。
TVといえば・・・ 試合の日の朝、家から大きなTVを持ち出して エレベーターに乗り込んだ(当時マンションの11階に住んでいた)とたん抱えていたTVがフワッと浮き、瞬間ドスンと落ちてきた・・・ かろうじて支えたものの、心臓が止まるほどビックリしました。 一体何事が起きたのか?と見てみれば、コードの先のプラグがちぎれている。  コードを引きずったままドアが閉まり、プラグが外でTVは中、そのまま下がってしまったという訳でした。 以後、気をつけるようにしています。
今夜の、日本-パラグァイ戦、 キックオフまで 後5時間。 夕食済ませて、少し眠ろうと思います。