山寺の
和尚さん日記

平成30年新春

皆さま明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


〈元旦、初日の出〉
お正月の太陽はまったく別格、と思います。

自分で搗いたお餅を自分で丸めて、裏白(うらじろ)というシダの葉も山から自分で採ってきたものです。

「お飾り」と「門松」、正月の必須アイテム
1月2日は恒例の『元旦会(がんたんえ)』 初詣です。

法要の後、こんな話しをしました。
平成という元号になって30年、改めてあの頃のことを思い出しました。
昭和の最後の年の11月、ブラジルに住んでいた私はたまたま里帰りをしていました。 天皇陛下の危篤状態が続いていて、日本中が自粛ムード、秋祭りの山車も売店も中止、何もかもがひっそりと静まり返り、陛下の動向に固唾をのんでおりました。 そしてブラジルに戻り翌年1月7日、ある会議に出席しているところに崩御の報せが入り、そこに居たもの全員(ブラジル人を含め)が黙とうした・・・
はるかムカシのことのようでもあるけど、つい最近のことのようにも思います。 
その30年前はどうだったか? と言えば私は小学校2年生、それなりの記憶があります。
30年後、元号が変わり 〇〇30年新春を迎える時は、多分私はこの世に存在しないでしょう。
考えてみたら、人生は30年を3回やったらオシマイという、そんな期間なんだと・・・
だからこそ、過去を悔やまず、未来に怯えず、「今というこの時」を生きましょう。 
今年も「この時」を迎えられたことに感謝!


これも恒例の 母へのインタビュー、「いやだ~恥ずかしいヨ~」などと言いますが、乗せれば一曲歌ってくれます。

法要の後は皆で、名物「お汁粉」と「甘酒」

子どもたちが来てくれることが嬉しい。

美しいお方も

皆がお帰りになった後、裏庭に七輪をセットし身内で餅を焼いて食べる、やっとお正月が来た、という気分になります。

母の部屋に面していて、一緒に・・・
母がしみじみと 「本堂にお参りできてよかったヨ~」と言うので、「最初は行きたくない、って思ったけど行ってよかったでしょ?」と聞いたら、笑いながら 「そんな顔してた~?」なんて・・・ 時々、この人は本当に認知症なのか?と思います。
昨日、これも恒例の木村久美子さん宅で、泰然の誕生会、という名の交流会。

エミリーさんのダンスあり、

ブルースのライブあり・・・

この素晴らしき仲間に 乾杯! そして感謝!


昨年植えた水仙が咲きました。

暮れからお正月にかけてお葬式が続き、ゆっくりする時間もとれませんでしたが、明日は予定通り「七面山」に行ってきます。