山寺の
和尚さん日記

タケノコの裏年にて

今さらではありますが 4月3日の 『花まつり』から・・・

誕生仏に甘茶をそそぐ

献茶

座席も余裕をもって

「法話」は 私がパーカッションを駆使?して 大型紙芝居『花咲き山』

熱海から 友人家族が来てくれて 嬉しかったです。 

規模は 今回も大幅縮小となりましたが、お釈迦様の誕生を祝い、仏縁に感謝!
天気良く、温かな、よき一日でした。

タケノコの裏年

タケノコは1年おきに裏年といって不作の年が来ます。
今年はその『裏年』であることは分かっていたのですが、意外と早く出始めて、そこそこに収穫もあったのですが
4月の半ばでほぼ終わり状態です。

いつもは、5月の連休明けの頃の現象が起きています。

11月のお会式用に提供するための真空瓶詰めを用意するのが5月の初めなのですが、昨日山に入っても
もうほとんど見つけることが出来ませんでした。 

全体的に細いものが多いのですが、こんな時にゼイタク言ってられません。

皮を剥けばこんなもの・・・

ショックだったのは、こんな時だからこそと、良い竹を「親竹」として保存するべく誰にも掘られないよう囲っておいたのに
イノシシにやられてしまった・・・

こんなことなら 掘ってしまえばよかった、と愕然・・・

それでも「シャガ」の花咲く竹林は美しくて、とっても気持ちがいい・・・

とっても素朴な疑問なのですが・・・

表年と裏年が1年おきにくることは、経験で知っているけれど
それがどこの地域もまったく同じ、ということがどうにも不思議。

詳しく調査してみたわけではないのですが、日本中が同じ現象らしい。
どうして?

さらに、裏年も関係なく、しっかりと収穫しているタケノコ農家もいるらしい。
長年の研究と努力の賜なのだそうですが、それはスゴイことだと思います。

人呼んで「タケノコ王」、マスコミにもしばしば登場する有名人、ここから10kmくらいのところです。

私も、もう少しタケノコのことを勉強し、よい竹林を育てたい、と早いシーズンの終わりに考えました。

庭はいつも花が
シラーカンパニュラー

オオデマ

結局のところ、「お会式」用のタケノコは必要量が確保できず、唯一の期待は 明日の雨、
「雨後のタケノコ」が出てくれるか一縷の望み、といったところです。

「花まつり」が終わって7月のお盆までがもっとも時間の余裕が取れる嬉しい時期です。
弟子・泰潤の「結界修行」が明けるのが5月19日、帰ってきたら留守番頼んで、1泊くらいでどこか行ってみたいとも思います。

あとは、お寺のまわりの整備をさらに充実していくつもりです。

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