山寺の
和尚さん日記

わらび異変

桜が終わると、竹の子のシーズンです。 
昨年は 裏年(竹の子が あまり出ない年)だったので 今年は アタリ年の期待、
更には 昨年冬、竹の子の生産増を期待して 竹林を間伐して光りを入れ、堆肥を施したのですが・・・ 寒さのせいか なかなか芽をださない・・・
それが ここにきて・・・




一気に 顔を出した・・・

暇が あれば 毎日 山に行って 竹の子堀です。

重い堆肥を 担ぎ上げ(約700kg) 散布したことが 良い結果を生んだか、
大豊作です。

掘った 竹の子は 山で 皮を剥いてしまいます。
そうすると ゴミの処理が簡単だし、 
運ぶのも 楽です。

すぐに 茹でます。
境内の 墓地を グルッと廻って 古い卒塔婆を回収、
これを 小さくカットして 燃料にします。

掘りたては アクがないので 真水で ダイジョウブです。
一方 この季節の ワラビに 異変が・・・・

今頃 このように ワラビが 生えているはずなのですが・・・
(これは 昨年の写真)

数も少ないし・・・
芽が出て すぐに葉っぱが でてしまう、
茎も 細くて 硬い、
こんなこと 初めてです。
何故だろう? と考えてみて あえて 思い出すことと言えば・・・
成長して 生い茂ったワラビ(羊歯)を 刈ってしまったこと?
長老から 「秋まで 刈らないほうがイイゾ」と言われていたのに、 あまりにもむさ苦しい のと 新しい草刈機を試したくて、何度も 刈り取って 満足していたのでした。
でも このことが 本当に関係あるのかしらん?
だれか知りませんか?


 
私の 写真の師匠、高瀬幹雄先生(先生になったり、ミキオちゃんになったり・・・)の作品です。
興徳寺の桜 といえば、 いわゆる絵葉書のような 写真が圧倒的で、 このアングルは初めてです。
空の色と 桜の木の陰が 何とも美しい。 
富士山が どうだっ! と主張していないところも いいですネ。
これが「ミキオの世界」です。