山寺の
和尚さん日記

子どもは人類の財産

この1週間は お葬式と 頼まれた講演が2本、週末は 法事がたて続き とてもあわただしく過ごしました。 



講演を依頼されると まずは打ち合わせに伺い、主催者の意向から テーマを決定します。 今回は、井の頭小学校の地域懇親会ということで 参加者はPTA会員、学校評議員、学校職員さんなど約30名、 
「地域の大人は 子どもたちに どう関わっていったら よいか?」 について考えるキッカケを作って欲しい、との要請でした。 
テーマが決まれば 話の方向が見える、私にとって とても大切なプロセスです。
今回のタイトルを 「子どもは人類の財産」 としました。

いくつになっても 親離れできない子ども、子離れできない親がいます。 
世界の若者に「自分は価値ある人間と思うか?」というアンケートをとったら、「ハイ」と答えた日本の若者は5割、他の国では 発展途上国も含めて7~9割だったそう。 日本人特有の奥ゆかしさもあるのでしょうが、まずは 自分を認めること、好きになることが大事だと思います。 
仏教的な立場から見ると 子どもは 自分のもの、と思うのは間違いです。 子どもは 個人のものではない、仏さまの子ども、人類の財産なのです。 みんながそれぞれの役割をもって 生まれてきます。違って当たり前、違っていいんです。 この子が大きくなって 人類に何を貢献できるか、という目で 見てあげてください。
聴衆の中に ブラジルから日本に来て 20年、という方がおられて 質問をしてくれました。 「自分も 子どもを自立させたいと願っているのですが 日本の社会は それが難しいように思います。具体的には どうしたら?」 「まずは 比べないこと、 せめて世間的に、という言葉に惑わされないよう。 親が勇気をもつことも 必要だと思います」と答えました。 
久しぶりに ブラジルの方と会えてうれしかったです。 「日本の親は 過保護だ!」 というところで 意見が一致しました。


その前日は すぐ近くの 「寄合処(よりあいどころ)」へ、 
寄合処は 地域の主婦がボランテイアで 月一回、老人たちを招いて お茶を飲んだり 食事を提供する会、 ここで お話をさせていただきました。
こういう場所では なるべく楽しい話をします。タイトルは 『ボケなんか 怖くない』、

   
1時間半だったので 
前半は 《アゴゴ》という楽器を使って
ムカシの歌を歌いまくりました。 
この地方に伝わる 遊び歌、 
手まりとか お手玉だとか
縄跳びなどに 使われていた歌です。
(アゴゴ)
物忘れとは 記憶を取り出すパイプが詰まっている状態なので 古い歌を思い出しながら歌うことによって、そのパイプの通りが良くなり 脳の活性化とも相まって、ボケ防止に大なる効果があるそうです。

       (楽しい食事時間)
楽しい毎日を過ごし、仏さまにすべてをお任せして 不安はいっさい持たず、
それでも ボケてしまったら・・・・?
いいんです。 認知症であっても なんであっても 生きてるってことは どこかで 誰かの役に立っている、ってことなのですから、

97歳の おばあさんが 
「じぶんもいつ逝くかもわからないから
ひとこと お礼を言わせてください」
と 立ち上がられて・・・・

          
                     一同感激!
                                 美人スタッフ
 


イヤはことは ゼ~ンブ忘れて 思うがままに 生きたらイイ、
そのシアワセを 周りの方に 分けてあげたらいいのです。 
私の母のように・・・


  世界文化遺産登録が決定した 22日、 富士山が 久しぶりに顔を見せてくれました。 しかも 冠雪が・・・

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