山寺の
和尚さん日記

福は内、福は~うち~

『寒行』が 無事終了いたしました。
最終日は 皆で 歩いたあと 三澤寺で 「節分」、 
集まってくれた人の数、 150名くらいだったでしょうか?
豆まき 開始


 日蓮宗の寺院では 「福は内」だけで
 「鬼は外~」は言いません
 信仰の対象である 大曼荼羅=ご本尊 に
 鬼子母神、十羅刹女 という 鬼が 勧請されているからです
 鬼とされていますが 
 実は 仏さまを 守る 神様です





今年は 豆とお菓子、4万円分を購入したそうですが
なにせ この人数
十分に 行き渡らなかったかもしれません・・・
豆まきの後は いつものように 「お茶会」
毎晩、担当寺院が お茶や甘酒、お菓子を準備して 寒い中 歩いてくださった メンバーの 労をねぎらいます。
これが とても楽しくて いつもバカなことを言って 大笑いしておりますが、
男も 女も 年の差も超えて 不思議な連帯感で結ばれています。 

 
これも
今日で オシマイ

今回の 皆勤賞、 ナント8名。 
15日間 休まず 夜の道で 大きな声で お題目を唱えてくれました、 大したもんだ、と思います。

 皆勤賞の善男・善女たち・・・
 最高齢は 篠原淑子さん83歳、
 (右から3人目)

 最年少は 後藤貴洋君、33歳
 寒行の 前日、
 お寺に訪ねてくれて
 「明日っから 寒行だから
 来ない?」
 と誘ったら・・・
 「オッモシロソウダナ~」
 と 皆勤、
 このスナオさが イイですね~



私たちの心には 仏さまも  鬼もいる。
無理やり追い出したって また入り込んでくるだけ・・・
来年の 節分、 興徳寺の担当となりました。