山寺の
和尚さん日記

三本槍へのこだわり

お正月のお飾りなどを燃やす どんど焼き(私たちの地方では どんどん焼きといいます)は 1月14日、と決まっていたのに いつ頃からか 1月の第二土曜日、となりました。 でも今年は ドンピシャリの14日、でした。
何となく嬉しくなって 口ずさむは・・・
ドンドンヤ~キャ~ ジュウヨッカ~ サ~ルノケ~ツァ~ マッカッカ~ ・ ・ ・ 
・・・ドンドン焼きのテーマソングです。 猿のお尻との因果関係は永遠の謎・・・

リエちゃん、エイセイ君の 仲良し兄弟
手にしているのは 三本槍、 
山に入り、枝が3つに分かれた樫の木を探し、団子をつけ、
これを 直火で炙る、 
私たちの頃は アルミ箔などなかったので 真っ黒こげになりましたが
その焦げた団子を食べると 
風をひかない とか
虫歯にならない、
などと 言われたものです。


同じく 書き初めを 火に投じ
高く 舞い上がったら
字が上手くなる
と言われました。
私のは 一度も舞い上がった事は ありませんでした。

団子 を焼いてる 子どもたち
後ろで 酒飲む オヤジたち
いつもと 変わらぬ光景です。



  下柚野地区 大畑(おおばたけ)組、 総数14戸のうち 小学生以下の子どもがいる家、わずかに2軒。
「どんどん焼き」は 子どものお祭りだったのに・・・


これも楽しみのひとつ、
メンバー篠原さんの友人が 
毎年送ってくれる
種子島産 「安納芋」
焼き芋界のブランドだそうです。
「三本槍」は 子どもが裏山で採って来た。
いつのまにか 裏山は針葉樹で覆われ、 じいちゃんたちは 孫のためにと 樫の木を探して とてつもない奥山まで・・・
そんな じいちゃんがいる家の子は シアワセで、 ほとんどの子が スーパーマーケットで 団子とセットになったものを 買ってくるのです。 ただし スーパーで 売っているものは 樫の木ではない、 ミズキ、と呼ばれる それように栽培した木で、火にかざすと燃える(樫の木はそう簡単には燃えない)
子どもたちが 三本槍を探しに行ける山に戻したい・・・ 
針葉樹から広葉樹へ! という運動のきっかけになりました。



長老たちは 早めに引き上げ、 中年のオジサン・オバサンたちが 余韻を楽しむ・・・


 
さよなら原発1000万人アクション富士宮集会
 2012年1月29日()19:00 安藤記念ホール、入場無料
フォトジャーナリスト豊田直己スライドトーク 
「私の見たイラク、チェルノブイリそしてフクシマ」
  
ヴァイオリニスト河村典子演奏
「いのちへの祈り」
主催;富士山ピースフェスティバル実行委員
* 明後日から 相棒ミキオちゃんと 東北に行ってきます。 
  今回 初めて 福島の原発被災地を 訪ねてみます。