山寺の
和尚さん日記

芳枝さん近況

今朝は この冬一番の冷え込みで 霜が降りました。
暮のお経廻り、今日は 富士宮の北部から・・・ 北の方は標高が高いため、寒い!
因みに 富士宮市は 富士山頂を有する日本一高低差のある市です。(最低35m、最高3,776m、その差 実に3,471mです)。
「バイクで 寒くないですか?」と聞かれたら 相手を見ながら(?) 「これも修行です!」と答えるようにしています。
今朝 伺った 檀家さん、ヒロコさんという73歳の おばさん が こう言いました。
「前に お母さんの頭の中が 透けて見えて 揺するとカランカランと 音がすると言ったでしょ? お医者さんに 聴いてみたら 『そんなバカなことが あるか』 って 言われちゃったですよ~」
思い出しました。 秋のお彼岸で伺ったとき 「お母さん どうですか~?」と聞かれたので、「おかげさまで 体はとっても元気だけれど、頭の方がどうも・・・ しょうがないのヨ、耳を覗き込んでみたら 反対の耳から差し込んでくる光が 見えちゃうんだから・・・ 」 そしたら 眉を曇らせて 「そぉ~ そんなに なっちゃんたんですか~?」 というので ちょっとマズイかな? と思ったのです。
件の お医者様が 「誰がそんなこと 言ったんだ?」と聞いて ヒロコさんは 「ウチのお寺の 住職が・・・」と言ってしまったらしいのです。
ハイ、その芳枝さん、 とっても元気です。
            




お風呂の中で ゴキゲンで歌っています。「♪ いい湯だぁなぁッ・・ ふんふん・・♪」 
極め付きは 寝ながら 歌ってる ♪ ♪ ふ~んふん・・・ (意味不明)・・・
寝言はめずらしくはないけど、寝歌(?)というのは、すごいことだと思います。
「アタシは いくつかネ~?」 と聞くので、「今年は寅年で アンタは年女でしょ?」 と言ったら「60ってことはないから、72かなぁ?」 見事なボケぶりです。
コンビを組んで どっかに出演したい・・・
         興徳寺 展望台より。 
                     


 
          来年の 年賀状に使おうと思ってます。

坊さん ってイイナ と思うことの ひとつ。 つらいこと も 苦しいことも 「これも修行!」と思えること。 そう思えば、「これも必要なこととして 与えられたんだ」と受け入れられる。 とたんに 楽になれます。
坊さんだけの専売特許ではないので 是非 おためしあれ。
* お知らせするの 忘れてました。 
HP の「紙上法話」 「住職のひとりごと」 「高瀬幹雄のフォトギャラリー」 更新されています。 覗いてみてください。