山寺の
和尚さん日記

迷惑をかけるということ

暑い日が続いています。 お盆の棚経も 先月27日に開始し、お葬式が1回ありましたが 何とか予定を取り戻し、残すところ数日、となりました。



「お暑いのにご苦労様です」 と言われます。 
移動しているときは バイクで風を切っているので むしろ気持ちいいのですが、止まると暑い、 それからこの間 焼津までを高速道路で走った時は 風が熱風で、これは暑かった、 衣がばたつかないように 上から ライダースーツを着込み、おまけにヘルメットのシールド(透明カバー)が 風圧で閉じてしまって、頭がボーッとしてきました。

お檀家さんの お仏壇の前でお経をあげるのですが 扇風機はろうそくの灯が消えるので 止めてもらいます。 そうすると やっぱり 暑い!
でも これも修行だと思って、涼しい顔をして勤めるのが 坊さん! だと思っています。
あるとき 背中から 涼しい風を感じて、何だろう?と 思ったら そこのおばあさんが 団扇で扇いでくれていたのです。 「扇風機は要りません」 という私の言葉が 逆に余分な気を遣わせてしまいました。

10月に1泊2日の 興徳寺のバス旅行、
昨年参加してくれたおばあさんが、「今年は遠慮しようかと・・・」 と言う。 
理由を聞くと 足が少し不自由で 「皆に迷惑をかけるから」、と・・・
昨年も 長い距離を歩く場所では 車椅子を借りて 私が押させてもらいました。 
「今年は 最初から車椅子を積み込んで サービスエリアのトイレ休憩などでも 皆で押させてもらうから・・・」
と説得し、 参加をしてくれることになりました。

他人に迷惑をかけたくない、と思います。 でも迷惑をかけないで生きていくことはできません。 もし 自分は誰にも迷惑をかけているつもりはない、と言い切る方がいたら それは傲慢というもの、 むしろ 自分も迷惑をかけているのだから、他人の迷惑も受け入れよう、という考え方が大事だと思います。 
これは 傍若無人な振る舞いに対して 見て見ぬふりをしろ、と言っているのではありません。 モラルに反することには 勇気をもって諭すが大事であることは 言うまでもありません。


「迷惑をかけたくないから 参加しない」というこのおばあさんが参加してくれることによって、皆の気持ちがひとつになる、それが このおばあさんの役割です。
『今年も川施餓鬼』


8月16日の『川施餓鬼』 も 迷っている子どもに対して 「他に迷惑をかけると困るから、やめとく?」 という お母さんがいます。
是非 親も子も 勇気をもって参加させてやってください。

*明日は 「ハル」 の オガタ・ミヅオさんの 60歳の誕生日、パーティーに参加するため 福岡まで行って来ます。 お寺は 浩太が 留守番をしております。

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