山寺の
和尚さん日記

雨が降っても

この半月ばかりの間に いろんなことがありました。 
書きたいことも多々あるのですが まずは 『団参』 のことを・・



『団参』 とは団体で お寺を訪ね、お参詣すること、
今回の行先は 千葉県鴨川市の 妙蓮寺~清澄寺~誕生寺 です。
妙蓮寺は 日蓮聖人のご両親の お墓のあるお寺、 
清澄寺(せいちょうじ)は 幼少の頃、預けられ学問し、出家得度したお寺ですが、32歳の時 遊学より戻られて、昇る朝日を見ながら 「南無妙法蓮華経」 と初めてお唱えしたお寺として 私たちには 大切な所、
その日(1253年4月28日)を 日蓮宗の開宗としています。
 
誕生寺は文字通り ご誕生された地に建てられたお寺です

参加者は全部で27名でした。 
申込みは34名だったのですが 直前になって3組のご夫婦と
1人の奥さんがキャンセルとなりました。 
理由は皆 体調不良でした。  
元気で行ける、と言うことが 何とありがたいことか、と思いました。
天気予報は 小雨。
こういう時 ヤキモキしながら 「どうしょう?」 ではなく、 「そうだったら、こうしよう」 と心づもりをすることが肝要です。
人数分の傘を積み込んだら、準備はそれで完了、「雨が降ったから残念!」でなく 「雨が降っても楽しい旅」 に気持ちを切り替えます。
「晴れてもヨシ、降ってもヨシ」 です。

昨年はバスガイドさんが見つからなくて 責任上、私が その役目を引き受けました。 出発する前の プレッシャーも相当なもの・・・
その反省から今年は 早々とガイド 美寿寿さんを予約しました。 
ガイドさんがいてくれるだけで 安心感が違う、 何よりも 車中がとっても華やかになります。
美寿寿(みすず)さん、実は檀家さんです。
 
ガイドという仕事に誇りを持ち、何よりもこの仕事が大好き、だそう。 
ベテランらしい豊富な知識と 明るい人柄と 細やかな気配りが 
とてもステキな方です。
清澄寺に 1泊しました。


清澄寺の 精進料理

誕生寺では 事前にリクエストをして 法話を聴かせていただきました。

1ケ月も前に 講師から 「どういう話がいいでしょうか?」 と打診があり「なるべくオモシロイ話を」 と答えてしまいました。
少々困ったそうですが お経の一文を紐解きながら ご自身のことも交え ユーモアたっぷりに話してくださいました。  佐野上人、ありがとうございました。
 
誕生寺


誕生寺に参詣すると 目の前の“鯛の浦”という浜で遊覧船に乗り、泳ぐ鯛を鑑賞する、という観光が定番なのですが、今回は私の好みで “鴨川シーワールド” という水族館へ・・・
 
私、水族館が大好きなのです。
ここの目玉は シャチのショー、重さ4tonもある巨体のジャンプは圧巻、この写真を撮った後の水しぶきで頭からずぶ濡れになりました。 しかも2回も・・ 


上の方の席で 檀家さんたちがが見ていて 大笑いしたそうです。


2日間を通して 小雨が時折ぱらつく天候ではありましたが、 それで困ったことも何もなく、 最後まで笑いの絶えない 良き時間を過ごさせていただきました。


「来年は どこですか~?」 と 聞かれます。
来年のことは・・・ 来年発表します。

*11月8日、10時より 興徳寺の 「お会式」。 息子、浩太の 得度式を 併せて執り行います。
*11月16日(月) 「YUNOどんぐりの会」 の 植樹祭です。 ご協力できる方、お願いいたします。